本日、10月4日は「陶器の日」です。
古い日本では陶器や陶磁のことを「陶瓷(とうし)=きめがこまかく質の硬い陶器」と呼んでいました。
そこで十(とう)四(し)である10月4日を陶器の日であると日本陶磁器卸商業協同組合連合会、日本陶磁器工業協同組合連合会、日本陶磁器産業振興協会、TOZIX・ジャパンが制定しています。


ここ南関町も熊本名産の「小代焼(しょうだいやき)」をはじめ様々な焼きものをつくる窯元さんが9つあります。
毎年2月下旬から3月上旬に開催される「なんかん陶器まつり」は近隣の市町村中心に多くの窯元さんが出店され、毎年多くのお客様にご来場いただいています。
今年度は2027年3月6日7日に、隣接する南関町交流拠点施設〈ukara〉の二階大ホールにて開催されます。
是非図書館にお立ち寄りの際は足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?


さて話をもどしまして、陶器の成形した土へ釉薬とよばれる液体を流しかけて炎で焼きあげるというスタイルは朝鮮半島、中国大陸から奈良時代には伝来しています。
そして陶器は生活のあらゆる部分に利用されています。
食卓やインテリア、芸術からトイレまでそれは幅広いものです。
その中でも食卓に目を向けてみましょう。
白ご飯を食べるときに日本人は「茶碗(ちゃわん)」にご飯を盛ります。
あれ、漢字をみれば「茶碗」はお茶のための存在なのではないないだろうかと疑問が浮かびます。
お茶を飲むときは「湯呑(ゆの)み」を使います。またしても「茶飲(ちゃの)み」ではないのです。
そんな日本人の生き方と陶器である「茶碗」の「はてな」をちょっと知りたくなってきたあなたにおすすめする一冊をご紹介いたします。


『茶碗と日本人』(吉良 文男/著・飛鳥新社・2016)です。
日本人にとって、茶碗とはなんだろうか。陶器ってなんだろうか。
そんな「はてな」を朝鮮や韓国、中国からの影響を含め、奈良時代から現代までの日本の歴史や社会情勢における生活や風俗の変化や定着を知ることのできる一冊です。
私が幼いときには「人様の飯食い茶碗をとって遊んではいけない。」なんて祖父母に教えられたものでしたが、令和の世の中では通用しなくなっているのかもしれません。
もちろんプラスチックや100円均一の器も衛生的でよいものです。
それでも土や石や木で作られたお気に入りの器(うつわ)というものを使うこともよいものです。
もちろん資産として収集されることも、見ているだけでも幸せということもよいものです。
私個人的には使ってこそ器じゃなかろうかと考えておりますが、楽しみ方は人それぞれでよいのだと思います。
日本人が長く使ってきた「陶器」という器、「茶碗」という存在は今を生きている現代日本人の要素のひとかけらとして組み込まれているはずです。
便利で合理的でシンプルで、タイパもコスパもめっちゃいい生き方が流行っているこの時代に少し疲れてしまった誰かにオススメする一冊です。
配架は、にほん-000-048です
【参考】陶器の日公式サイト-日本陶磁器卸商業協同組合連合会 https://yakimono.or.jp/(最終確認日2026年10月2日)
焼き物-南関町観光特設サイト https://www.town.nankan.lg.jp/bunkakanko/kau/page1616.html(最終確認日2026年10月2日)

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